きく組の保護者のみなさん、本日は御卒園おめでとうございます。
本日卒園されたきく組さんは、入園の1年前にコロナが蔓延し、大人も初めての緊急事態宣言が発令されました。
入園前から当然のようにマスクをしており、蔓延防止重点措置中の入園となりました。
4月5月がいきなりの緊急事態宣言で臨時休園、入園式どころか2か月全く通園できなかった、昨年の卒園児よりはよい状況でしたが、今年の卒園児たちもコロナ禍の影響を大きく受けたお子さん達です。
入園した年の4月の最終週から6月一杯まで緊急事態宣言が発令されて、春の親子遠足も行くことが出来ませんでした。
その後もアルコール消毒とマスク絶対の日々。
この3年間で緊急事態宣言と蔓延防止重点措置が合計6カ月以上になりました。
感染防止が最優先で、外出もろくに出来ず、幼稚園の行事も行うことが出来ませんでした。
保護者の皆様の苦労と悔しさは、理解していましたがどうすることも出来ませんでした。
うめ組になってから、初めてのアンデルセン公園への親子遠足、小学校の校庭での運動会、川越への芋ほり遠足、生物園への園外保育活動が出来ました。
県をまたぐなと言われ続けてきたしがらみがようやくなくなってきたのでしたね。
きく組になってからは、これらの活動に加えて荒川の土手でカニ取り、近くの公園へのお散歩などで自然に触れる機会を増やしていきました。
その他にも東京都スポーツ大使「ユリート君がやってくる」、森の教室では「どんぐり君」と「ふぁみたん」、
最近ではTBSテレビの「ブーナちゃん」と一緒に踊り、TV放映もされました。
春の遠足では食育を兼ねたいちご狩り、園外保育として交通公園に行って交通ルールを学び、キッズベルコンにて緊張しながら給食を作り、キッザニアでは色々な職業を体験したことでしょう。
さて、改めまして保護者の皆様、お子様のご卒園を心よりお祝い申し上げます。
今日まで大切なお子様を八千代幼稚園に預けていただき、本当にありがとうございました。
この間、終始「深いご理解」と「温かいご協力」を賜りましたことに、深く感謝を申し上げます。
私事になりますが、昨年4月に八千代幼稚園理事長となって初めての卒園児を送り出したことになります。
子供たちと過ごさせていただいた時間は、私たち職員にとってもかけがえのないものとなっています。
明日からは子どもたちの成長を見守ることはできませんが、お子様と保護者の皆様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
2024年3月18日
八千代幼稚園 理事長 千葉栄一
