2023年03月17日
きく組の卒園ご挨拶
きく組の保護者のみなさん、本日は卒園本当におめでとうございます。
2020年2月、コロナウイルス感染症という未知の病気が世界的規模で巻き起こりました。
はじめはテレビのニュースの中の話だったものが、わが国でも次々に感染例が現れ、
どんどん身近で恐ろしい病気となっていきました。
今年卒園されたきく組さんは、本当に残念なことに、このコロナ禍の影響を最も受けたお子さん達です。
入園式の延期、それに続く4月5月は大人も初めて経験する緊急事態宣言による臨時休園。
その後もアルコール消毒とマスク絶対の日々。
この3年間で緊急事態宣言と蔓延防止重点措置が合計10カ月以上になりました。
感染防止が最優先で、外出もろくに出来ず、幼稚園の行事も行うことが出来ませんでした。
保護者の皆様の苦労と悔しさは、手に取るようにわかっていましたが、どうすることも出来ませんでした。
昨年の春は、船橋アンデルセン公園にてようやく初めての親子遠足が出来ました。
それを祝うようにお天気も快晴で、心の底からホッとしたことが今でも思い出されます。
秋の運動会も無事に小学校の校庭を借りられ、川越のお芋ほりも快晴で、赤とんぼ舞う中で見渡す限りの畑を子供たちに見せる事が出来ました。
さて、改めまして、保護者の皆様、お子様のご卒園を、心よりお祝い申し上げます。
今日まで大切なお子様を八千代幼稚園に預けていただき、ありがとうございました。
この間、終始「深いご理解」と「温かいご協力」を賜りましたことに、深く感謝を申し上げます。
私事になりますが、昨年5月に八千代幼稚園理事長 千葉栄典が癌により死去。これに伴い事務長兼代表となって初めての卒園児を送り出したことになります。
子供たちと過ごさせていただいた時間は、私たち職員にとってかけがえのないものとなっています。
明日からは子どもたちの成長を見守ることはできませんが、お子様と保護者の皆様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。
2023年3月17日
八千代幼稚園 事務長兼代表 千葉栄一
posted by 八千代幼稚園 at 11:10| お知らせ